2017年04月15日

『全身TATOO&ピアスな不良中年が半身マヒになってただいま元気にリハビリ日記』♯024

『全身TATOO&ピアスな不良中年が半身マヒになってただいま元気にリハビリ日記』♯024


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リハビリするひと。

白本 朋求(シラモト トモキ)
1964年10月14日大分県日田市生まれ。
建設省役員の父親の仕事の関係で、高校卒業まで九州で過ごす。
その後、2浪して法政大学経済学部に入学するも学費未納で3年で中退。
以降、様々なアルバイトに従事。新聞社、業界紙等で契約社員。出版業界紙で書籍の編集、執筆、校正等に関わる。
これらの仕事を辞め、某タレントのマネージャーを1年間勤める。
その繋がりからフィリピンでの事業に着手、独立し、フィリピンはカビテで衣料を中心とした日本製品の中古ショップを開店した。
ショップのさらなる拡大を目論み、帰国するも、脳出血で倒れ、長期入院。退院して現在、リハビリに奮闘中。



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人生には、人それぞれ、いろんな転機となった大きな出会いや出来事があると思う。

俺の場合……。



ものごころついてから思いつくのは、
高校で担任のセンセイが右翼で、自衛隊に体験入学したり、宣伝カー乗ったり、愛国教育を受け、
三島由紀夫の美学と文学を知ったこと(三島センセイがウヨクとは遠い存在であることがわかったけど)

→逆に大学は左翼で、いわゆる過激派の連中と密になり、サヨクの連中のくだらなさやカルトなど、社会を学んだこと

→フィリピンで約5年生活し、たくさんのフィリピン人、とくにピーナと知り合ったこと(これは今も引きずってるね〜)

→そして、もちろん脳出血となり右半身片麻痺の障害者となったこと

→加えて1年前の熊本(大)地震かなぁ。


熊本地震の特別寄稿はこちら。




初めて経験した去年の昨日と明日の2回の震度7。

続く余震13万回!!!!



年老いた両親は、
「悪いことしたお前が帰ってきたからバチが当たった。地の神様が怒ったんじゃ」
と言ったけど(笑)。

病院も屋上の貯水槽やスプリンクラーが壊れ、大変だったようだし、今だに屋根にビニールシートをかけてる家もチラホラ。


地震が、なにか特別人生の転機になったということはないけれど、災害というのはいきなり突然やってくるということで、

いつどうなっても、究極死んでもいいように、毎日しっかりと日常を送ろうと考えたよね。


たまにはグダグダ、ムダに過ごしてもいいから、それもしっかり楽しむということだ。



なんか今週末、アメリカと北朝鮮がヤバそうだけど、

例え、どんなことになろうとも、惑わされずに、しっかりと日常を送ること、リハビリを続けることだよ。


人は当事者じゃなきゃ、どこか非日常というものにワクワクするところがあると思う。

アメリカと北朝鮮の件も、核は困るけど、もし北朝鮮が倒れて、いろいろ明るみになると…と考えるとちょい興味深い。←オイオイ。





地震も今考えると、人生で良い経験だと思う。

身内に死者が出たとか、そんなに不幸な事態はなかったからね。

障害者の災害対策という面でも勉強させてもらった。

まだまだ余震は続くと思うけど。







とにかく片麻痺は災害に弱いー。

サッと早く動けないし、興奮で血圧も上がる。

トラウマになったのか、震度1くらいの弱いものでも、痲痺の右手がキュッと上がり、ビクッとなるよ。


他のとこでも地震速報出れば不安になる。

誰でも地震は身が震えるほどコワイ。

要はその後だな。


いかに的確な判断をし、行動できるか、片麻痺のカラダで自分と身内を守れるか。

足手まといになるなんて考えなくてよい。

できることをやるんだ。

こんな時ニンゲンの生物としての価値って出てくるよね。

俺の今の目標は、「生き抜くこと」だから地震なんぞで死んでらんねーし。




ここはクソ田舎で周りに大きい建物等がないので、地面が割れない限り、外に出ても大丈夫だろう。

俺の部屋は二階なので、素早く右足に装具を付け、階段を降りなきゃならない。

地震の経験で部屋の前とか障害物となりそうなのは片付けたけど、親にあれほど言ってもまだ階段にモノを置く。

人によっては年取るとさらに欲深くなるんだね。

使わねえのに処分できない。

もう80を過ぎたのに終活ってのができない。

コワイ、コワイ言ってるくせに準備対策ができない。


あーヤダヤダ。



もうしょうがないとしても巻き添えは食いたくねえしなあ…。

やっぱり、すべてはいかに冷静になれるかだね。

後でもいいから。




もともと緊張しやすい性格で血圧も上がりやすいので、災害の時にまた血管ブチ切れたら、シャレになんねーし。

座禅とか呼吸法とかヨガとか、ココロを落ち着けるリハビリ、訓練は続けないとだな。








昨日から地元のテレビでも特集やってる。

「あの日を忘れない」「復興ガンバレ」などが主旨だけど、ホントはイヤなことはサッサと忘れちまった方がいいよね。

明日のためにも。

災害の映像を流すことで、逆に精神的にマイッてしまう人もいるんじゃないのかなあ。

それに衝撃的な悲しい体験は人に言われなくても、忘れようたって忘れられないよ。


東日本大震災もそうだけど、
精神的なもの(それはそれで大事だけど)を強調するあまり、仮設住宅や生活支援、復興工事、ボランティア、原発など、災害の、リアリティな本質的問題が見えにくくなってきているような気がするよ。



あと災害の時はコミュニケーションも大事になってくるね。

近辺の人と一緒に避難することでお互い助け合えるし、話すことで独りでいるより精神的に落ち着き、冷静な目を持てるってもんだ。


隣に、同じ片麻痺のオッサン(彼は左)がいるので、なんか親近感もあるし、競争するもんじゃないけど、コイツには負けねえゾってなるしね(笑)。


ネットも一緒だ。

地震の時、主人公になった気分でSNSにいっぱい書き込んだけど、安否の確認から具体的アドバイスまで、たくさんのコメントいただいた。

マジでうれしかったし助けられた。

とくにフィリピンからのピーナのメッセがうれしかった。

涙出た。物資を送ってくれた方々もいた。



本当にありがとうございます!!






日本では、ちょっとしたメーワクなデマ流言はあっても、今では、関東大震災の時のようなヒドい事態はなくなった。

すみずみまでメディアが入り込んでることと、
ネットなどの連絡手段が発達してることもあるが、
やっぱり海外に比べて社会的に秩序が保たれているということが大きいだろう。



しかし、その一方で、個人としての独立心やパワー、つまり何が何でも生き抜くという力が弱くなってるんじゃないだろうか。


大昔から災害の多い列島で自然の前にしかたないとあきらめてしまうという国民性があるのかな。

社会的人格は素晴らしいと思うけど、個人的人格を社会の前で押さえてしまう。


例えば仮設住宅で孤独死してしまうのは、そういったことに起因するところもあると思う。

高齢だろうけど、何はともあれとりあえず生きれたのだから、図太く人にメーワクかけても、押しのけても、死ぬまで生きるようなパワーがないとね。



……と、熊本(大)地震の一周年に思ったのでした。


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つづく


白本朋求facebook
https://www.facebook.com/tomoki.shiramoto
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2017年04月10日

『全身TATOO&ピアスな不良中年が半身マヒになってただいま元気にリハビリ日記』♯023

『全身TATOO&ピアスな不良中年が半身マヒになってただいま元気にリハビリ日記』♯023


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リハビリするひと。

白本 朋求(シラモト トモキ)
1964年10月14日大分県日田市生まれ。
建設省役員の父親の仕事の関係で、高校卒業まで九州で過ごす。
その後、2浪して法政大学経済学部に入学するも学費未納で3年で中退。
以降、様々なアルバイトに従事。新聞社、業界紙等で契約社員。出版業界紙で書籍の編集、執筆、校正等に関わる。
これらの仕事を辞め、某タレントのマネージャーを1年間勤める。
その繋がりからフィリピンでの事業に着手、独立し、フィリピンはカビテで衣料を中心とした日本製品の中古ショップを開店した。
ショップのさらなる拡大を目論み、帰国するも、脳出血で倒れ、長期入院。退院して現在、リハビリに奮闘中。






リハビリ、リハビリテーションの和訳は「機能回復」なんだけど、
最近は、脳出血で動かなくなった右の手足をなんとか元に戻すと考えるのではなく、今のままで、不自由なカラダでも、どのように前みたく生活していくかの訓練だと考えられるようになった。



左手一本でも書いたり、
モノを取ったりつかんだり、
いろいろ動かしたり、
メインが左足一本でも長距離歩いたり、
走ったり…。


再起不能のあきらめじゃないから、もちろん夢と希望は捨てないよ。

こう考えた方が効果があるということだ。




俺には右手がダメでもまだ左手がある。


ニンゲンの代替え機能はスンゴイよ!
工夫訓練すれば左手一本でもなんとかなるのだ。
やってやれないことはない!


片麻痺のリハビリには、かなり時間をかけないとダメだろうし(多分一生)、あきらめずに辛抱強く続けないといけない。


死んじゃった脳細胞に代わって別の細胞が動くようになるまでどのくらいの時間がかかるのかもわからないし、もしかしたら動かないかもしれない。


だから片麻痺を受け入れた上でのリハビリというように視点を変えるのだ。

左手一本でも料理できたり、健常者よりも長距離歩けたり、何かできるようになった時の喜びも大きいしね。


だから障害というよりも個性だね。

片マヒという個性。

白本・片マヒ・朋求
だぜ。


ブザマだけど。(≧∇≦)


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脳出血は、出血してしまった部位や範囲によって麻痺の度合いも全然違う。

年齢や男か女かによっても違うらしい。

俺みたくけっこう重い麻痺(ステージ3だから重いと思うけど…)の人もいれば、軽い麻痺で済んだ人もいるし、

一方、高次脳機能障害や失語症になった人もいれば、そっちは比較的大丈夫だった人もいる。


千差万別なのだ。


俺も当初は、麻痺の右側は認知機能が危うかったし、言葉が出てこなかったこと(俺自身は右顔面が落ちてるためと思ってたけど)もあった。

ニンゲンの脳なんて、カラダのほんの一部。その一部の、またまた小さな小さな一部が出血しただけで、手足という大きな一部が動かなくなる。

不思議なものだね。





入院当初から、性格なのか、いろいろ妄想したり、気を使ったり、わからなくても新聞や本を眺めてたり、左手で文字を書いたり、病院内を隅から隅までウロウロしてたことが、うまい具合に脳に刺激を与え、リハビリになってたんだろうなぁ。


今でも、例えばフェイスブックなどSNSは、脳のリハビリだと思っていっぱい考えて書くことにしている。

脳のリハビリは、とにかくアレコレ考えること。

そして、積極的に恐れず可能な限り外に出て、見る、聞く、触る、感じる、匂うと五感を働かせること。

他人とコミュニケーションを取ること。

だな。



障害者になったからと言って閉じこもってばかりいたら、もう終わりだよ。


あっ、そうそう。


本を読むこと=考えることなので読書もとっても良いリハビリだと思ってる。







なるべく毎日、1万2000歩以上歩いてるが、今でも、ウォーキングも終盤になってくると、グダグダというか、カラダがスゲー重くなってくることがある。


「あーあ、いつまでたってもヒザは曲がんねえし、麻痺は良くなんねえなあ」


と軽く絶望するが、汗もかいて血管も開いて緊張もなくなるので、それだけリラックスして、麻痺側のカラダが下に落ちて重く感じるということだろうね。


血圧も110〜70代にまで下がるし。



しかし、入院当初、車イスだったのが、杖になり、そして、杖もいらなくなり、今では、ゆっくりだけど3万歩近くまで歩くことができるようになった。

ニンゲンやればできるもんだね〜。

やっぱりリハビリの効果あり!だ。


前にリハビリスタッフに聞いたが、特に下半身は、せめて立って歩きたいという意思が強いためか、皆さん、効果が目に見えてあるという。



そして、プラトーという回復停滞期があるそうだ。


確かに、こんだけ歩いてるのに、まだ麻痺の足指がキュッと内側に丸まってしまうこともある。

なぜだかわかんないけど。


また足の付け根から指先まで一本棒を通したようにガチガチこわばってしまうこともある。

そんなときは立ち止まって休憩すると大丈夫になるけどね。



リハビリスタッフに言わせりゃ脳から変な信号が出てるからだという。


へえ、そんなもんなのか?


だけど、解決方法は慣れしかないだろうと思う。


しつこく何回も正常に動かすことで、変な信号は間違いだよと脳に教えるのだ。

これも根気がいるけどね。




これから将来、もしかしたら脳を開けて手術で代替えの細胞を動かすことができるようになるかもしれない。

もしくはマシーンが発達して脳からの命令信号を受けて麻痺の手足を難なく動かすことができるようになるかもしれない。

こういうのはネットで見たことあるけど、多分高くて大層なモノで、もっと簡素でペースメーカーみたいなカラダに埋め込むようなモノがいい。


リハビリでも一概皆同じではなく、個人個人の麻痺の症状によって個別のリハビリができるようになるかも。

俺が生きてる間にできるかどうかわからないけど、脳出血を含む脳卒中は三大成人病で国民病だし、若い世代がこの病気になってしまったときに、こんなに苦労しなくても良いようになってほしいものだ。

医学の進歩を待ちたい。←オトナだ。へへへ。


俺のリハビリ論?でした。






先日、ある脳卒中に関する資料をネットで見たら、脳出血と脳梗塞は中高年世代の男が最も多くかかり、高齢化とともに女の比率が増し、やがて逆転していくという。


中高年世代は高血圧でストレスも多いからか?

で、県別で見ると熊本県は脳卒中発生率全国ベスト10内に入ってる。

九州の県はけっこう入ってて、やっぱりラーメンでも、漬け物でも、ソルティな食べ物を好む傾向があるからか?


海外ではどうなんだろう?

片麻痺のゲージンって見たことないなあ。


花粉症もやっと落ち着いてきたが、もうすぐ熊本(大)地震一周年だよ。

つづく

白本朋求facebook
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