2017年05月07日

『全身TATOO&ピアスな不良中年が半身マヒになってただいま元気にリハビリ日記』♯025

『全身TATOO&ピアスな不良中年が半身マヒになってただいま元気にリハビリ日記』♯025





リハビリするひと。

白本 朋求(シラモト トモキ)
1964年10月14日大分県日田市生まれ。
建設省役員の父親の仕事の関係で、高校卒業まで九州で過ごす。
その後、2浪して法政大学経済学部に入学するも学費未納で3年で中退。
以降、様々なアルバイトに従事。新聞社、業界紙等で契約社員。出版業界紙で書籍の編集、執筆、校正等に関わる。
これらの仕事を辞め、某タレントのマネージャーを1年間勤める。
その繋がりからフィリピンでの事業に着手、独立し、フィリピンはカビテで衣料を中心とした日本製品の中古ショップを開店した。
ショップのさらなる拡大を目論み、帰国するも、脳出血で倒れ、長期入院。退院して現在、リハビリに奮闘中。


健康と医療ランキング
IMG_6374.JPG

248523_443340099043149_2069464052_n.jpg



今年のゴールデンウィークはなんかさみしかったよ…。

去年は身内、友人、先輩、後輩などがわざわざこんなド田舎にもお見舞いに来てくれ、忙しく楽しく過ごしたもんだが、

今年は何もなく、福岡に住む弟も「予定があるから」と冷たく、来てくれなかった。



花粉症?もヒドかったし。

まあ、ぜんぜんたいしたことじゃないんだが、一線から退いて、すみっこに追いやられ、だんだん遠く忘れられていくような気がして…。

みみっちい片麻痺オヤジだこと〜ったく。





昔っから、解決もないのにウジウジ悩み考える性格だったけど、やっぱり片麻痺の障害者になっちまったことは大きいよね〜。


退院して2年、今だに、あーしてたら、こーしてたらと暗〜くなることが時たま。

自由に動けるカラダがどんなにうらやましいことか。

遅くて不便なだけで今でも充分動けるんだけどね。





ネットで、けっこうマメに脳卒中、脳出血、片麻痺について情報に接してるんだが、あるサイトで脳卒中による性格の変化について見た。


ウツ病になる確率が高いのは前に知ったけど、感情の起伏が激しくなり、簡単に激昂(ひどく怒ること)する例がよくあるという。



俺はどうだろうか。


自分じゃわからないけど、障害者になって、逆に人にやさしくなったんじゃないかと勝手に思ってるが。

でも、身内だから安心するのか、日ごろ接してて、親に対してムカーッとすることがたびたびあるのは確かだ。


顔が火照って明らかに血圧が高くなってるのがわかるほど。


特に親父さんの行動や仕草、考えに対して。


実は、ガキの頃から、親父さんを嫌ってたんだが、
世間体を異常に気にする内弁慶の態度や熊本地震の時のオドオドしたムダな動き、相変わらずドケチで欲深い考え、口を開けばグチになるしゃべり方など(言い過ぎだ!)、ムカつくことはいっぱいだ。



お袋さんは明るくて優しいんだが、くだらないワイドショーなんかジッと見てて吐き捨てるように言う言葉や政治についての一言などにカッとすることはある。


「わかってねーな、どんだけ奴隷で小市民なんだ」と勝手に。


かといって俺がわかってるというわけではないんだがね。


だからといって声に出して反論したり、けなしたりすることは決してないんだが、もしかしたら態度に出てるかもしれない。


キライな親父さんの性格もちゃんと遺伝されてると思うし、もしかしたら自分のイヤなところを見てる思いかもしんない。


ストレスになってもしょうがない。

そんなこんなで、俺に関しては、あまり性格の変化はないだろうと思う。






ああ、そうだ。


弟に饒舌になったと言われたことがある。

確かに話が乗ると麻痺でしゃべりにくくてもペラペラ、まさに口角泡を飛ばすことがある。

他人がいようともだんだん声もデカくなって。

意識しないで次から次へと言葉が浮かんでくる感じ。

ん〜、これが脳出血の影響なのかどうかはわからない。





俺はいつまでもガキだからかもしれないが、誰でも歳取れば老人になるけど、老人を象徴するモノがキライ。

昔から。


もう好奇心や新しい発見もなくし、学ぶこともせずに、ただ毎日をダラダラ寝転んでテレビなぞを見ながら生きてる。

つまらないフツーの日常でもとらえ方によっては新しい発見はいくらでもあるものだし、ニンゲンは死ぬまで、死ぬ間際まで学ぶものだと思う。



テレビでも、ラジオでも、映画でも、本でも、家でも外でも、どこにいても、何してても、学べることは山ほどあるし、興味をそそられることは尽きることがないものだよ。

そういう見方を養わないとね。



まあ、理想だけど、そういう態度でツマンナイ日常を送りましょう。





あと、よく笑うようになったなと思う。

ニンゲン、ツラいけりゃツラいほど、よく笑うという。

もうエエじゃないか、どうにでもなれって感じで。


いつもノーテンキでバカみたいに明るいお袋さんの遺伝子かも。

明るいお袋さんと暗い親父さんの遺伝子でちょうどいいかもね。



ツラい時ほど笑えるというのはニンゲンの成長の証しだよ。

笑う門にはそのうち福来たるだよね。

笑わなきゃやってらんねーよっとのもあるけど、どんな状況環境に置かれても、怒らず不平不満を言わず、バカみたいに笑っていたいねー。

笑って死にたいねー。

宮沢賢治?かよっ!

脳をキモチヨクさせるのはリハビリに多大な効果をもたらすらしいので、笑うことはとても良いことだ。



例えば、なんでも苦しい、ツラい時、俺は「これもリハビリだ」と思うようにしてる。

ちゃんとしたリハビリの時だけでなく、日常生活でも。

そうすれば何でも逃げずにできそうな気がするからね。


思い悩むことでも、「これも脳のリハビリだ」と考えると対処法も見つかってくるもんだ。

せっかくこういうカラダに、障害者になったのだから、なんでも来やがれ、ぜーんぶリハビリだぜっ!、なのだ。





障害を楽しむという発想はなかったことだと思う。


パラリンピックの選手や欧米に例があると思うけど、日本はどうしても健常者の陰に隠れて生きるような暗いイメージがある。

これからは障害は障「害」じゃなく個性だと考えなきゃね。

誰でも障害者になる可能性があるんだから。







と、こうして片手でキーを打ってるけど、あぐらをかいて1時間も同じ姿勢で座ってるとツラくなってくる。

麻痺の右半身が重くなってくるのだ。

地球の重力をヒシヒシと感じる。


そして、右側に傾いてくる。

楽だろうと思って右膝を立てても違和感があるし、安定しない。

だから30分に1回くらいは横になってカラダを伸ばす。


前に病院のリハビリスタッフが、片麻痺だから疲れも倍だと言った。

1万歩歩くと、疲れは2万歩歩いたのと一緒。


ナルホド。


でも、その分動かないと消費カロリーは通常の半分。脂肪を取るのが大変なわけだ。


だからツラかろうと疲れようとなるべく積極的に動いて外に出る。



出なきゃ。


つづく

白本朋求facebook
https://www.facebook.com/tomoki.shiramoto
GW-00043.jpg