2018年10月14日

『全身TATOO&ピアスな不良中年が片マヒになってただいま元気にリハビリ日記』♯046

『全身TATOO&ピアスな不良中年が片マヒになってただいま元気にリハビリ日記』♯046


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リハビリするひと。

白本 朋求(シラモト トモキ)
1964年10月14日大分県日田市生まれ。
建設省役員の父親の仕事の関係で、高校卒業まで九州で過ごす。
その後、2浪して法政大学経済学部に入学するも学費未納で3年で中退。
以降、様々なアルバイトに従事。新聞社、業界紙等で契約社員。出版業界紙で書籍の編集、執筆、校正等に関わる。
これらの仕事を辞め、某タレントのマネージャーを1年間勤める。
その繋がりからフィリピンでの事業に着手、独立し、フィリピンはカビテで衣料を中心とした日本製品の中古ショップを開店した。
ショップのさらなる拡大を目論み、帰国するも、脳出血で倒れ、長期入院。退院して現在、リハビリに奮闘中。



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進歩的に医療技術が発達した現在、脳の外科手術も当たり前のように行われている。


脳卒中や脳梗塞の後遺症でも、脳を開くことでほぼ100%回復するようになったのだ。


頭髪を剃り、左後ろの頭蓋を適切に開頭し、出血で壊死した視床下部を開示させると、
ミクロの大きさでメス、ピンセットも扱えるAI顕微鏡マシーンを使って、細胞を組み立てる再生手術を、
医師が、壊死部分が写ったPCの画面を睨みながら、手元のレバーを操作して行うのだ。



手術はハンダゴテを使ったラジオ工作に似てる。

コテとハンダを同時に当てるとジュッと小さな煙が上がる。

そうして抵抗、コンデンサ、トランジスタなどの細かいラジオ部品の一つ一つを基板に付けていく。


出血で壊死した部分は、すでに四年が経過しており、その部分は、血管が通ってるのはわかるが、すでに血の気を失っていた。

新鮮な白子のようにヌルヌルと潤いを保っていて生を感じさせるが、見た目と違って、全く機能してなかった。


画面を見ながら、その部分の外側をメスでゆっくりと正確に縦に切っていくと、さらに真っ白な、まるで骨粗鬆症に侵された骨みたいな、スカスカになった脳細胞が現れた。


範囲は4センチ弱だ。切れてしまった細かい糸くずをまた一本一本紡いでいく。

また、ダマになった糸を一つ一つ研ぎほぐすように、設計図を見ながら、血で汚れて壊れてしまった神経細胞を組み立てていく。


一本でも間違うとまた最初に戻ってやり直さなきゃならない。

従ってたった数ミリの範囲でも完成までには数時間かかる。

しかし、一本でも元通りに通すと、そこに新たな血が流れ、細胞が薄っすらと赤みを帯びて、明らかに神経細胞に生の鼓動が蘇ってくるのを感じる。


死んだ細胞がまた生き返るのだ。


顕微鏡でそれを見るのが、医者の無上の喜びにもなるのだ。


目が覚めたこの患者は自分の右半身が前と変わらずに普通に動くのを驚きを持って感じるだろう。

4年間も忘れてた、右手を使ってモノを掴む、取る、投げる…右膝を曲げて歩く、飛ぶ、跳ねる…ができることにこの上ない喜びを感じるだろう。


左半身だけじゃなく全身でこの上ない嬉しさを表現するだろう。






……なんて、こんな妄想ばかりしている俺も今日(10月14日)で54歳と相成りました。



なんか恐ろしいね、怖いね、いつまでも青年のつもりと勝手に思い込んでた自分が、こんなサイテーのコテコテの「片麻痺」中年ジジイになってるなんてねぇ。


全く想像できなかったよ。





早いもので脳出血で倒れたのが誕生日の2日前の12日で、それから実に4年も経ってしまった。


この今の状況・環境がずっと続くとは思わないが、自分で打開しよう、変えようともがいても何もできないでいる。


それに、最近は、仕方なく同居している、させてもらっている老いた両親に対する介護の現実も迫って来た。

酷くはないが、親父さんが心不全と腎臓疾患で、家の中ではまだ元気でも1日の半分以上は寝て過ごすようになって、外出するのは通院するときだけとなっている。


最期は家で、という配慮もあるらしいが、一番やっかいなのは、耄碌が進み、少々のボケ、認知症の症状が現れて来たことだ。

そんなに酷くなく、外を徘徊するようなことはないのだが、それでもやはり注意して見てなきゃならない。


世話している高齢のお袋さんも疲れ気味だし。


そのお袋さんもクルマの貰い事故をきっかけに老いが進んだ。

老いって急にやってくるものなんだね。


8月末に近くの細い道路で停まってたら、よそ見してた後続車に追突された。

オカマ掘られたのだ。

100%相手が悪いから、全部向こうの負担で処理できたのだが、横に乗ってたお袋さんがあちこちにガタが出てきた。

頻繁な病院通いも始まった。


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しかし、日本はすっかり老人大国だね。
少子化だし。

メディアでも老人の話題が多いし。



まず若い世代が前面に出て活躍しない国はダメだね。

崩壊に向かって進むばかり、だと思うよ。




話が逸れたけど、もう先は長くないにしても、病院へは足繁く通うものなんだな。

で、両親二人でも、毎日、結構な量の薬を飲んでいる。

薬漬けの日々。

こんな親を見てるだけでも、歳を重ねても、ある程度健康でいたいなら、医者にばかり頼らずに、自分で努力しなきゃならないと強く思うね。


カラダを動かすことでも、食事でも。


欲のままに自堕落な生活をしてると必ず後で痛い目にあう。

俺の高血圧と脳出血がいい例だ。

中年を過ぎるとストイックな生活が必要になってくる。

自堕落な生活もひとつのスタイルだとは思うけど、もし健康でいたいならね。






俺は日常、病院へのクルマでの送迎をはじめ、掃除や整理整頓、庭の手入れ、ゴミ出し、買い物、料理の手伝い、薬の管理等、細々としたことなんでも、この片麻痺のカラダでできることをやっている。


今のところできないことはほぼないが、片麻痺のカラダでは多分体力は健常だった頃の半分だろうし、いかんせん動きが鈍いし、それだけ疲れも大きい。

それでも、これもリハビリだと思って気分を高めている。


しかし、脳出血で倒れて都落ち、仕方なく実家に帰って来て、今度は親の介護と、なんか上手くできてるというか、上手く回ってるんだなぁ、人生って。


片麻痺というオチはついても。




そんなことを思う今日この頃。

これまで俺のアタマに、親を世話する介護なんて発想は全くなかったから(←ホントにクズ )、寝たきりの老人が近くにいるだけでも、
言い知れぬ不安とともに、様々な希望を削がれるネガティブな思いがしてる。


それに10月は、誕生日月でも、もうそんなにめでたいものでもなく、人生も後半に突入したという年齢をリアルに感じてしまうだけのこと。


たくさんの友人知人が祝ってパーティでも催してくれれば別だけど。


加えて、倒れたのが、人生が大きく変わったのが10月だから、トラウマになってるのか、イマイチ調子が乗らないのだ。

あーあ。




コテコテの中年といえば、先日、秋雨続く少し寒い日、朝からやたらと激しい頻尿が続く。

30分も経たない内にまた尿意を催すのだ。

脳出血で倒れてから、特に秋冬はちょいと頻尿気味だったので、膀胱辺りの筋肉も麻痺してるのだろうとそんなに気にしてなかったのだが、翌日、頻尿に、残尿感と痛痒い感じが加わってきたので、
ヤベえかなぁとネットで調べて市内の泌尿器科に行って来た。


尿検査はもちろん、レントゲン、ケツの穴に指を突っ込むなどの触診、超音波による残尿測定、血液検査と診てもらったところ、
「前立腺炎」と判明。


肥大まではいかないけど、炎症を起こして少し大きくなってて、ほっといたらガンも含めて酷くなるところだった。

尿にも変な細菌が混じってると。


前にも経験したことのある膀胱炎じゃないかと思ってたけど、膀胱は異常なし。

原因は、片麻痺になったことで胡座でもかいてベタッと座ってることが多いので、それで前立腺を常時圧迫してたことと、
リハビリのやり過ぎによる疲れ(歩き過ぎ!)、
あとはストレスによる抗体減少らしい。


毎日、激しいリハビリで、麻痺以外は健康になったと思ってたから、すっかり凹んでしまったよ。


ベッタリ座ってる時やクルマの運転時には、前立腺を圧迫しないように、穴開きドーナツ型座布団を利用するのがベストだというから、早速入手して使ってる。


やはり片麻痺になると動かなくなるんだなぁ。


それから、前立腺炎の一週間後の再検査まで軽くウォーキングすること以外の全てのリハビリを休んだ。

今までの疲れを取るためにも。



再検査では、朝から、いつもよりたくさん水を飲みまくり、院内で尿が膀胱に300ml以上溜まるまで待って、尿の勢いや排尿にかかる時間をチェックする…は良いが、
家から水を飲み過ぎて、500ml近くは溜まってたらしく、病院に向かう車の運転の時間は、モジモジ我慢の限界ギリギリであった。


こんな時ほど、よく信号に引っかかる。

病院に着くなり、急いで受付に駆け込み、「もう出るんですけど!早く早く!漏れるぅ!」。

看護師さんも慌てて準備してくれて、勢いよく検査トイレで放出した。

勢いよくのつもりだが、PSA検査(前立腺チェック)の結果、もう少し勢いが足りないらしい。

やはり少々前立腺が大きくなってて尿道を圧迫してると。


だから冷えると少量の頻尿が続くのかぁと納得したけど、ドクターがいうには、
「今、特別に処置しなきゃいけない程悪いという事はないですが、これから年齢と共に肥大してきますから、一ヶ月は薬を飲み続けて下さいね」だと。


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前立腺が大きくなるって自分で出してはいても、実際にはやってないからかしら(笑)。

ホルモンや遺伝もあるらしいが。

俺もすっかりコッテコテのジジイになったもんだ。

泌尿器科にいる患者なんて、ほぼジジイだしね。

そんなこんなで満身創痍なフィーリングに落ち込んじゃって、おセンチになってる秋です…。

秋なのに〜メロディお別れですか〜♬





と、ネガティブな話が続いたけど、何かを大きく変えるってことは難しいかもしれないけど、
より深く自分を知って、そんな自分でも受け入れることは可能だ。

つまり、より進化させるということだ。


変えようと外ばかり見てないで、変えたいなら、自分の内側を見つめる。

すると多分、必ず変化の兆しが見えてくる。

それには常に考え悩み試行錯誤することが必要だと思う。

それが生きることでもある。



俺が片麻痺の障害者になって四年間に悟ったことはたったそれだけかもしれないが、それでもいいと思う。

外のことはいくら準備を重ねても、なるようにしかならないということだ。


だから、そんなに心配するなよと。




白本朋求facebook
https://www.facebook.com/tomoki.shiramoto
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posted by bambi at 11:15| Comment(0) | TrackBack(0) | り・せっと情報
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